「高い声がでない」というお悩みをもってボイストレーニングに通う方は少なくありません。とくに、米津玄師さんやONEOKROCKさんなど最近の流行りの音楽はとてもキーが高い…カラオケボックスで設定キーを1つか2つ下げたところで焼け石に水…だからといって3つも4つも下げちゃうと、曲のイメージが変わってしまうし、逆に低音部分が出なくなる、なんて事も経験があるのではないでしょうか?
高い声の出し方は大きく分けて(A)と(B)の2パターンあります。そしてほとんどの方が(A)で歌っています。統計を取ったわけではないので、あくまで個人的な感覚ですが(A):(B)=5:1くらいの割合かなー。。
(A)地声のまま声帯を引っ張って高音を作る
(B)地声と裏声をまぜて高音を作る(MIXボイス)
まず(A)は声帯というV字形のヒダを引き延ばすことで高音を作るので、マックス伸びきったところで限界がきます。ギターの弦に例えると、ある程度音を高くしていくと弦が伸びきってペグが回らなくなるか最悪切れますよね。怖いこと言ってますが、ピンと伸びきった声帯はもろく傷つきやすいので、負荷をかけすぎると声がかすれたり表面が硬くなってうまく機能しなくなることもあります。
みなさんにぜひ習得して頂きたいのが(B)のミックスボイスです。これは(A)の地声に裏声をまぜていくことで、楽に高い声を出すことができる発声法です。ミックスボイスは絶妙な筋肉の力加減と地/裏声のバランスがとても難しいですが、習得するとビックリするほど高い声がでます。人によってマスターする時間に差があり、1~2年かかる人もいれば、直感型で1発でマスターする人も居たりします。
これまで高い声を(A)で出していた方にとっては(B)のミックスボイスは感覚が違いすぎて掴みづらいかもしれません。とにかく楽にMr.Childrenさんの曲が歌えるんですから。私もミックスボイスを習ったときは「え!こんなんでいいの?」と先生を疑った記憶が…
とにかく論より証拠。体験してもらわないことには何も始まりません。みなさんのご応募お待ちしております♪
MUKUボーカル教室
向野まい(むくのまい)
2018.11.28
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