ニューヨーク在住の洋楽ボイストレーナーです。
先日、ニューヨークのハーレム地区にあるアポロシアターのアマチュアナイトに参戦してきました。
残念ながら３回戦に進むことは叶いませんでしたが、一生忘れない素晴らしい経験をさせて頂きました。
今回はこの素敵な思い出を皆さんとシェアしたいと思います♪
記事の最後に本番の動画もあるのでぜひご覧ください。
まずは１回戦３位で突破
初戦はかなり緊張していたんですがなんとか歌いきり、三位で二回戦へ進むことができました。
１位の男性はめちゃくちゃ上手いし、開始３秒でオーディエンスの心をしっかり掴んでいました。
２位の男性も人気のラッパー。すごくクールで人柄もステキでした。
私はセリーヌ・ディオンのI surrender という曲を歌いました。
もちろん後悔はありませんが、もし次に歌うチャンスがあったら皆が知っている曲を選ぼうかなと思いますw
でも大切なのはその曲が好きかどうかだと思うので、これからアマチュアナイトに挑戦する方は参考にしてみて下さい。
リハーサル
16:00からリハーサル開始。
一回戦は私が一番最初だったんですが、今回はなんと一番最後！
全員のパフォーマンスが見れて楽しかったけど、会場がどんどん寒くなっていって最後は凍えてました。
アメリカは夏どこいっても寒いんですよ。地下鉄、シアター、スーパー。。。
とにかくリハーサルはとても大事です。
バンドにちゃんと希望を伝えておかないと本番で大変なことになります。
しかもリハーサルをみて本番の出演順が組まれるので、前の方にならないように必死で歌いました。
有難いことに私は最後から三番目。
ただ今回優勝した男性の前だったので、この順番が良かったのか悪かったのかはわかりません。
本番前ミーティング
アマチュアナイトは決勝まで４ステージあります。
今回は二回戦で敗退となりましたが、圧巻のパフォーマンスを披露しノーブーイングで見事にオーディエンスを沸かせた９名の出演者たちと同じステージで戦えたことを誇らしく思います。
アメリカはなんて壮大なんだろう、と心から実感しました。
アマチュアナイトSTART
いよいよ本番！19:30からアマチュアナイト開演。
いきなりコンペティションが始まるわけではなく、１時間くらいのオープニングショーからスタートします。
このショーがとにかく楽しい！
タップダンスや歌、バンドの演奏、お客さんの飛び入りダンスショーなどで盛り上がり、コメディアンがオーディエンスを温めます。
中にはブーイングの練習をするコーナーもｗ
ずっとニューヨークに住んでるのに一度もアポロシアターアマチュアナイトに行ったことがない友達も、こんなに楽しいとは知らなかったそうです。
皆さんもぜひニューヨークに来たら行ってみて欲しい！
いよいよ出番
21:30頃。とうとう私の出番。
司会者が「From Japan !」といった瞬間お客さんからすごい歓声が沸きました。
今回唯一のアジア人だったので目立ってたと思います。
出演者は必ずこの切株を触ってからステージに立ちます。
そして最後は必ず「Thank you Apollo」と言って終わります。
私は日本語で「ありがとう」も付け足しました。
歌を歌っているときに考えていたのは、とにかくお客さんを見る。
二階と三階フロアの方にも手を伸ばしたりしてアピールしました。
ネイティブではない英語の発音で、いかに気持ちを伝えるかを第一に歌いました。
あの空間で歌えたことがとにかく誇らしくて、感動していました。
結果は３位以内には入れなかったけど、納得のいく形で終われて幸せです。
2019年夏に初めてアマチュアナイトのオーディションを受けにいって合格して、コロナが始まって２年も待たされて、待ちくたびれて日本を飛び出して、それからも待って待って待ってやっと手に入れた夢！
生きててよかったと思えた。
これで一つの旅がおわると思うと寂しいけれど、また新たな気持ちで人生を歩めます。
応援してくださったすべての方々に感謝します。
Thank you Apollo ありがとう！
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